交通事故の慰謝料はどう決まる?計算方法と注意点をわかりやすく解説

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交通事故に遭ったとき、多くの方が気になるのが 「慰謝料はいくら受け取れるのか?」 という点です。

しかし、慰謝料には複数の計算基準があり、どの基準で計算されるかによって金額は大きく変わります。

この記事では、交通事故における 慰謝料の決まり方と計算方法、そして 注意すべきポイント をわかりやすく解説します。

目 次

慰謝料とは?

🔸交通事故により被害者が受けた精神的苦痛に対する補償のこと

🔸治療期間や通院日数、後遺障害の有無によって金額が決まる

🔸大きく分けて以下の3種類の基準がある

慰謝料の計算基準

①自賠責基準(もっとも低額)

🔸自賠責保険が定める最低限の基準

🔸通院1日につき 4,300円(2020年以降)

🔸計算式:
 4300円 × 通院日数 × 2(ただし治療期間を上限とする)

最低限の補償額のため、実際には不足することが多い。

②任意保険基準

🔸各保険会社が独自に定める基準

🔸自賠責基準よりは高いが、弁護士基準より低い

🔸保険会社の提示額はこの基準が使われることが多い

③弁護士基準(もっとも高額)

🔸過去の裁判例をもとにした基準

🔸もっとも高額な慰謝料を算定できる

🔸弁護士に依頼しなければ適用されないのが一般的

同じ事故でも、基準の違いで数十万円以上の差が出ることもあります。

通院慰謝料の計算例

例)むちうちで3ヶ月(90日)通院した場合
実通院日数:30日

🔸自賠責基準:4,300円 × 30日 × 2 = 258,000円

🔸任意保険基準:上記よりやや高額

🔸弁護士基準:約53万円(裁判基準による目安)

保険会社提示の金額が低いと感じたら、基準の違いを確認しましょう。

慰謝料を受け取る際の注意点

  1. 通院日数が少ないと金額も減る
    →定期的に通院を続けることが大切
  2. 示談前に金額を確認する
    →一度示談すると、追加請求は原則できない
  3. 弁護士に相談することで増額の可能性
    →特に長期通院や後遺障害が残るケースでは有効

まとめ

まとめ

交通事故の慰謝料は、基準によって大きく差が出ます。

🔸自賠責基準 → 任意保険基準 → 弁護士基準 の順に高額になる

🔸通院日数・治療期間が金額に直結する

🔸示談前に金額と基準を確認し、不安があれば専門家に相談を

正しい知識を持って臨めば、納得のいく補償を受けられる可能性が高まります。

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