女性の喫煙リスク|がん・心臓・脳卒中の危険性と対策
がん・心臓病・脳卒中…女性に忍び寄る喫煙のリスクとは?
タバコを吸うと、がんや心臓の病気になりやすい。
これはよく知られていますが、実は女性は男性よりもその影響を受けやすいといわれています。
今回は、女性の体がなぜタバコの害を受けやすいのかを説明していきます。
目 次
タバコの煙には、体に悪い物質がたくさん入っています。
女性の体は、エストロゲンという女性ホルモンの影響で細胞が活発に働くため、これらの有害物質の影響を受けやすいのです。
そのため、タバコを吸っている女性は肺がんなどのがんにかかるリスクが高くなるといわれています。
体に悪い物質 | 体への影響 |
---|---|
ニトロソアミン | 特に肺がんを起こしやすい |
ベンゾ[a]ピレン | 遺伝子を傷つける力がある |
ホルムアルデヒド アセトアルデヒド | 細胞にダメージを与える |
カドミウムなどの重金属 | 体に長くたまって影響する |
タバコはがんだけでなく、心臓や血管にも悪い影響を与えます。
- 血管がギュッと縮まって血圧が上がる
ニコチンという成分が、体を緊張させて血管を細くしてしまいます。 - 体に酸素が届きにくくなる
タバコの煙に含まれる一酸化炭素が、血液の中の酸素の運び屋の働きを邪魔します。 - 血管の中に炎症が起きやすくなる
タバコを吸うと体の中に「サビ」のようなもの(活性酸素)が増え、血管を傷つけてしまいます。 - 血が固まりやすくなる
血がドロドロになって血栓ができやすくなり、心筋梗塞や脳卒中などの大きな病気につながります。
タバコは見た目やにおいの問題だけでなく、体の中でがんや心臓病、脳卒中などのリスクを高めていきます。
特に女性はその影響を受けやすいため、「ちょっとだけなら……」と油断せず、体のために禁煙を意識することがとても大切です。
あなたやご家族の未来のために、できることから始めてみませんか?
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