【後編】体の硬さが原因かも?ケガ・疲労・パフォーマンス低下の理由とストレッチの重要性
柔軟性の低下がケガ・疲れ・スポーツ力に影響!
呼吸や内臓機能にも関係する「硬さのリスク」と、
今できる対策を紹介
「体が硬いと何が悪いの?」と思っている方へ。
実は、柔軟性が低いとケガのリスクや日常の疲労、スポーツのパフォーマンスにまで影響を与えることがわかっています。
後編では、柔軟性と健康・パフォーマンスとの関係を詳しく解説します。
目 次
体が硬いけど気にならない?
柔軟性が高いと、筋肉や腱が伸びやすくなり、衝撃や無理な動作による損傷を防げます。
反対に、硬い筋肉は急な伸張に弱く、断裂や損傷が起こりやすくなります。
特に年齢を重ねると柔軟性は自然と低下します。
顔を洗う姿勢でギックリ腰、くしゃみで背中を痛めるなど、若い頃にはなかったトラブルが起きやすくなるのはこのためです。
筋肉以外も硬くなるから
川崎医学会の論文では、加齢に伴う肋軟骨・気管軟骨・大動脈弓の石灰化が報告されています。
特に女性はホルモンバランスの変化により、石灰化が早期に進行する傾向があります。
これらの部位が硬化することで、
- 呼吸が浅くなる
- 血流が悪くなる
- 自律神経や内臓への負担が増える
などの影響が起きます。
体が硬いと疲れやすくなる?
筋肉が硬いと、動作のたびに拮抗筋(反対の筋肉)が抵抗となり、エネルギーの消費が大きくなります。
つまり、同じ動作でも「硬い人ほど疲れる」ということ。
日常のちょっとした動作――
物を拾う、つり革を持つ、椅子に座る――といった行動で余分な力を使い、疲れやすくなってしまうのです。
※注意:柔らかすぎる人も疲れやすい傾向があります。その場合は、関節を安定させる筋力トレーニングが必要です。
体の硬さとパフォーマンス
スポーツの世界では「柔軟性=スピードの源」とも言われます。
関節の可動域が広いと、動作距離が長くなり、同じ力であっても力の伝達時間が長くなるため、結果的にスピードが出ます。
たとえばゴルフでは、肩甲骨や股関節の柔軟性があるほど、大きなテイクバックが可能になり、ヘッドスピードが増します。
柔軟性はパフォーマンスを高めるための「見えない武器」です。
まとめ
柔軟性を見直すことが健康の第一歩
体の硬さは、健康・日常生活・スポーツパフォーマンスに密接に関わっています。
「体が硬いのが当たり前」と思わず、少しずつストレッチを取り入れることから始めてみませんか?
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