更年期と「めまい・耳のむくみ」の関係 〜女性ホルモンとヒスタミンの意外なつながり〜

なぜ更年期にめまいが増えるのか?内耳とホルモンの深い関係

「最近めまいが増えた」「耳がつまった感じがする」そんな症状が、更年期の女性に少なくありません。

実はこの背景には、女性ホルモンの変化と、ヒスタミンという物質が深く関わっています。

今回は、少し専門的なしくみも交えながらわかりやすく解説していきます。

目 次

内耳の「むくみ」とは?

女性の耳元

耳の奥には「内耳」という場所があり、音やバランスを感じる大切な器官です。

内耳には「内リンパ液」という水分が入っていて、その量や成分のバランスが崩れるとむくんだ状態(水ぶくれのような状態)=内リンパ水腫 が起こります。

この内耳のむくみが、「めまい」や「耳の詰まり感」「耳鳴り」の原因になるのです。

女性ホルモン(エストロゲン)と内耳

エストロゲン低下

エストロゲンには、体に水分や塩分をためやすくする働きがあります。

その影響は耳の中にも及び、ホルモンのバランスが変わる更年期には、内耳の水分調整も乱れやすくなります。

さらにエストロゲンは「マスト細胞」という免疫細胞を刺激し、ヒスタミンの放出を促すこともわかっています。

つまり、更年期は 「水分の調整が乱れる」+「ヒスタミンの変動が起こる」 ダブルパンチで、耳のむくみが起きやすい時期なのです。

ヒスタミンと内耳

ヒスタミンとマスト細胞

ヒスタミンはアレルギーやストレスで増える物質で、体の血管に作用して

🔹血流を増やす(血管拡張)
🔹血管から水分を漏れやすくする(透過性亢進)

という働きをします。

この作用が内耳で強く出ると、水がしみ出して「むくみ」が起こりやすくなります。

ストレスフルな日が続いたり、花粉症の季節に「耳が詰まる」「めまいが増える」と感じる方がいるのは、このためです。

専門的にまとめると…

🔸エストロゲン↑ → マスト細胞活性化 → ヒスタミン↑ → 内耳むくみ

🔸更年期 → エストロゲン急減 → 水分バランス調整の不安定化 → 内耳水腫を悪化

🔸アレルギー・ストレス → ヒスタミン過剰 → 内耳症状の増悪

このように、ホルモンとヒスタミンが相互に影響し合って「めまい・耳鳴り・耳閉感」を引き起こすのです。

セルフケアのポイント

内耳のむくみを防ぐには、日常生活での工夫も役立ちます。

日常生活での工夫補足説明
塩分のとりすぎに注意内耳のむくみ予防に効果的
アレルギー対策をしっかり花粉症・食物アレルギーの管理
規則正しい睡眠とリラックスストレスによるヒスタミン放出を防ぐ
適度な運動血流を整え、自律神経を安定させる

その他

🔹ヒスタミンを多く含む食品やヒスタミンを放出させやすい食品を控える。
🔹腸内環境を整える。腸内細菌には、「ヒスタミン産生菌」と「ヒスタミンを分解・利用する菌」がいます。
詳細は、下の関連記事からご確認ください。

まとめ

まとめ

更年期にめまいが増えるのは、単なる「年齢のせい」ではなく、女性ホルモンの変化とヒスタミンの影響で、内耳にむくみが出やすくなるからです。

めまいや耳の不調は「体からのサイン」。

生活習慣を見直すことで軽くなることもありますし、必要なら耳鼻科や婦人科での相談も大切です。

関連記事のご案内(近日公開予定)

生理周期とヒスタミンの関係 〜エストロゲンとのつながり〜⇦

生理周期に伴うヒスタミン症状のおさらいとセルフケア方法⇦

あなたやご家族の健康を守るために
大阪市西成区で姿勢や体をしっかり働けるようにしたい方へ

当院では、身体の不調を自律神経脳活性整体、体の歪み矯正や栄養指導、運動指導に加えて生活習慣や環境の改善も含めたサポートを大切にしています。

ご相談はお気軽に!