足がつるのはミネラル不足?
まだ5月なのに熱中症のニュースがありました
これからの時期、暑い日もあると思います。そうなると体は水分不足やミネラル不足になりがちです。
水分不足やミネラル不足は筋肉の出力を低下させ、筋肉自体や姿勢を維持する筋肉に影響を与え、首痛、背痛、腰痛、ぎっくり腰、肩こり、足がつるなどの症状が現れることがあります。
寝ている時に足がつる
寝ている時に足がつるという事がありますが、冬の寒い時期に起きそうなイメージがありませんか?
当院では春~初夏に多く見られ、これは眠ている間に汗をかき汗と一緒に体の中のミネラルも出て行ってしまうからです。
筋肉の収縮と弛緩は、カルシウムが筋肉に力を入れて、マグネシウムが筋肉の力を緩める仕組みとなっています。
カルシウムもマグネシウムもミネラルです。
カルシウムとマグネシウムのバランスが崩れてマグネシウムが不足している状況で筋肉に力が入ると筋肉を緩めることができなくなり、足がつった状態やコリの状態になります。
マグネシウム不足で手が震えたり、顔がピクピク痙攣したり、こむら返りになったり、肩が凝ったり、ひどいと不整脈につながります。
ですから、汗で失われる水分やミネラルの摂取量を見直しましょう。
せっかく見直したなら
「摂取」と「吸収」についても気を付けましょう。
ミネラルを摂取しているつもりでも、体内で十分に吸収されていないことがあります。
それは、ジュースやお菓子、加工食品、コンビニ弁当などで起きます。
これらの食べ物には、リンが多く含まれており、リンはミネラルに強く結びつきます。
リンがミネラルに引っ付くと吸収されずに便と一緒に排出されてしまい、摂取していても吸収されていない状態になります。
水分やミネラルの摂取と同時に、吸収を妨げる物質が入った食べ物は控えましょう。
何を摂るか?も大事ですが、余計なものをいかに摂らないかということも大事です。