足がつる原因はミネラル不足?水分と栄養の重要性と正しい対策

こむら返り・肩こり・不調を防ぐための基礎知識
「足がつるのはなぜ?」「寝ているときにふくらはぎがけいれんするのは病気?」
こうした症状には、水分不足やミネラル不足、特にマグネシウムの不足が深く関わっていることがあります。
本記事では、足がつる原因やその予防法、食生活の注意点などを国家資格を持つ柔道整復師が詳しく解説します。
症状を放置せず、日常のケアで改善していきましょう。
目 次
5月にもかかわらず、すでに熱中症のニュースが聞こえてくるようになりました。
これから夏に向けて暑い日が続くと、体は知らず知らずのうちに水分不足やミネラル不足に陥りやすくなります。
これらの不足は、筋肉のパフォーマンスを低下させるだけでなく、首・肩・腰の痛み、肩こり、ぎっくり腰、そして「足がつる(こむら返り)」といった症状の原因にもなります。
「寝ている時に足がつる」…実は春から増える?
寒い冬に多いと思われがちな足のけいれんですが、実は当院では春〜初夏に多くの方が「寝ている間に足がつる」と訴えます。
これは寝汗によってミネラルが失われることが大きな原因です。
筋肉とミネラルの深い関係
筋肉がスムーズに動くには、カルシウムとマグネシウムという2つのミネラルが欠かせません。
カルシウム:筋肉を収縮させる
マグネシウム:筋肉を弛緩(ゆるめる)させる
マグネシウムが不足すると、筋肉がゆるまず、こむら返りやコリ、不随意運動(ピクピク痙攣)が起きやすくなります。
さらに進行すると、不整脈などの重大な健康トラブルに発展することもあります。
「摂取しているのに効果がない」原因とは?
水分やミネラルを意識的に摂っているのに「効果が感じられない…」という方も多いのではないでしょうか?
実は、摂取と吸収は別物です。
特に注意したいのが、ジュース・スナック菓子・コンビニ弁当・加工食品などに多く含まれる「リン」という成分。
リンはミネラルと強く結合して、体内に吸収されずに排出されてしまうため、せっかく摂ったミネラルがムダになってしまいます。
ミネラル補給のコツは「引き算」と「質」
〇 何を摂るか?(例:ナッツ、海藻、豆類、天然塩などマグネシウム豊富な食品)
◎ 何を摂らないか?(リンを多く含む食品・甘味飲料など)
そして、体の約60%は水分です。
だからこそ、良質な水をこまめに飲む習慣も忘れずに。
まとめ
足がつる、肩がこる、手が震える…。
それらの症状、もしかしたらミネラル不足が関係しているかもしれません。
これからの季節、水分とミネラルの補給だけでなく、吸収を妨げる食品を避けるという視点も大切にしましょう。
身体の小さなサインを見逃さず、健康的な夏を迎えましょう!
「そんな感じじゃない!腰から来てるような気がする」と思われた方へ。
当院では、坐骨神経痛からの足のつりにも対応した整体と栄養指導も行っております。
ご相談はお気軽に!