リーキーガット症候群を改善|小腸とDAO酵素の関係で体質を変える
原因不明の不調は腸から?小腸を整えてヒスタミン体質を改善
「病院で検査しても異常なし」と言われたのに、頭痛、疲労感、肌荒れ、アレルギー症状が続く…
そんな悩みを抱えていませんか?
実は、これらの症状の根本原因が「小腸の健康」にあるかもしれません。
特に、リーキーガット症候群(腸管壁浸漏症候群)は、DAO酵素の働きを低下させ、ヒスタミン不耐症を引き起こす重要な要因となっています。
今回は、小腸の健康とDAO酵素の深い関係、そしてリーキーガット症候群を改善する具体的な方法をご紹介します。
目 次

DAO酵素(ジアミンオキシダーゼ)は、体内で発生したヒスタミンを分解する重要な酵素です。
このDAO酵素は、小腸粘膜の細胞(腸上皮細胞)で産生されています。
つまり、小腸粘膜が健康であることが、DAO酵素の産生に不可欠なのです。
小腸粘膜とDAO酵素の関係
小腸粘膜の細胞は、DAO酵素を作り出し、腸管内や血液中に分泌します。
しかし、リーキーガット症候群などで小腸粘膜が傷つくと
- DAO酵素を産生する細胞が減少する
- 産生能力そのものが低下する
- 結果的に体内のDAO酵素量が不足する
これが、ヒスタミンが分解されず蓄積し、様々な不調を引き起こす原因となります。
🔸小腸が担う重要な役割
| 栄養の吸収 | 食べたものの栄養素を体内に取り込む |
| DAO酵素の産生 | 小腸粘膜細胞がヒスタミンを分解する酵素を作る |
| 免疫機能の調整 | 体全体の免疫細胞の約70%が集中 |
| 有害物質のバリア | 毒素や未消化物の侵入を防ぐ |
小腸粘膜が傷つくと、これらすべての機能が低下し、DAO酵素の産生も減少してしまいます。
リーキーガット症候群のメカニズム

リーキーガット(Leaky Gut)とは、直訳すると「漏れる腸」という意味です。
健康な小腸の粘膜は、細胞同士が密着して壁を作り、必要な栄養素だけを選択的に吸収します。
しかし、何らかの原因で細胞間の結合が緩むと、本来通過できない大きな分子や毒素が血液中に漏れ出してしまう状態になります。
これがリーキーガット症候群です。
🔸リーキーガットが引き起こす問題
| DAO酵素の産生低下 | 小腸粘膜が傷つき、酵素を作る能力が低下 |
| 免疫系の過剰反応 | 漏れ出た物質に対して免疫が反応し、炎症が起こる |
| 全身の炎症 | 慢性的な炎症状態が続く |
| 栄養吸収の低下 | 必要な栄養素が十分に吸収できない |
セルフチェック:リーキーガット症候群の可能性
以下の項目に3つ以上当てはまる方は、リーキーガット症候群の可能性があります。
🔸症状チェックリスト
□ 原因不明の慢性的な疲労感がある
□ 食後に膨満感やガスが発生しやすい
□ 特定の食品を食べると体調が悪くなる
□ アレルギー症状(鼻炎、湿疹など)が悪化している
□ 頭痛や偏頭痛が頻繁にある
□ 肌荒れ、ニキビ、湿疹が治りにくい
□ 集中力が続かない、頭がぼんやりする
□ 関節痛や筋肉痛がある
□ 気分の浮き沈みが激しい
□ 便秘や下痢を繰り返す
リーキーガット症候群を引き起こす主な原因は以下の通りです。
🔸食生活の問題
| 原因 | 具体例 | 影響 |
|---|---|---|
| 加工食品の過剰摂取 | インスタント食品、スナック菓子 | 添加物が腸粘膜を刺激 |
| 糖質の過剰摂取 | 砂糖、精製炭水化物 | 悪玉菌を増やし、炎症を促進 |
| グルテンの過剰摂取 | パン、パスタ、うどん | 腸粘膜の透過性を高める |
| アルコールの過剰摂取 | 日常的な飲酒習慣 | 腸粘膜を直接傷つける |
🔸その他の要因
| 要因 | 影響 |
|---|---|
| 慢性的なストレス | 自律神経の乱れが腸の働きを低下させる |
| 抗生物質の使用 | 腸内細菌バランスが崩れる |
| 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs) | 鎮痛剤が腸粘膜を傷つける |
| 運動不足 | 腸の蠕動運動が低下 |
| 睡眠不足 | 腸粘膜の修復が十分にできない |

リーキーガット症候群を改善し、DAO酵素の産生を高めるには、小腸粘膜の修復が不可欠です。
栄養面でのアプローチ
🔸積極的に摂りたい栄養素
| 栄養素 | 影響 |
|---|---|
| L-グルタミン | ・小腸粘膜の主要なエネルギー源 ・含まれる食品:鶏肉、魚、卵、納豆、キャベツ ・サプリメントでの補給も効果的(1日5-10g) |
| 亜鉛 | ・腸粘膜の修復に必須 ・含まれる食品:牡蠣、牛肉、卵、ナッツ類 |
| オメガ3脂肪酸 | ・腸の炎症を抑える |
| ビタミンA | ・粘膜の健康維持 |
| 発酵食品 | ・善玉菌を増やす ・おすすめ:ぬか漬け、味噌、納豆、キムチ(無添加のもの) |
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🔸腸内環境を整える
| プロバイオティクス | 乳酸菌、ビフィズス菌のサプリメント |
| プレバイオティクス | 善玉菌のエサとなる食物繊維(ごぼう、玉ねぎ、バナナ) |
| 食物繊維 | 水溶性と不溶性のバランス良く摂取 |
🔸避けるべきもの
2週間は控えめに
・グルテン(小麦製品)
・乳製品(特に牛乳)
・精製糖
・アルコール
・カフェイン(過剰摂取)
・加工食品、添加物

具体的な実践例として、1週間のプランをご紹介します。
🔸Day 1-2:準備期間
| 目標 | 腸への負担を減らす |
| 食事 | 消化の良いものを中心に(おかゆ、蒸し野菜、白身魚) |
| 避ける | 揚げ物、辛いもの、アルコール |
| 意識すること | よく噛んで食べる(1口30回) |
🔸Day 3-4:修復開始
| L-グルタミン | 朝起きてすぐ空腹時に5g摂取 |
| 発酵食品 | 毎食に1品は取り入れる(納豆、味噌汁、ぬか漬け) |
| 水分 | 常温の水を1日1.5-2L |
| 睡眠 | 23時までに就寝 |
🔸Day 5-7:定着期間
| 食事の記録 | 体調と食べたものを記録し、自分に合う食材を見つける |
| 軽い運動 | ウォーキング20分、腹式呼吸 |
| ストレス管理 | 入浴、ストレッチで副交感神経を優位に |
🔸今日からできること3選
| 夕食を20時までに済ませる | 腸の修復時間を確保 |
| 白湯を飲む | 朝起きてすぐコップ1杯の白湯で腸を温める |
| 深呼吸を5分 | 自律神経を整え、腸の働きを促進 |
睡眠の質を高める
小腸粘膜は夜間に修復されます。
質の高い睡眠が不可欠です。
- 就寝3時間前には食事を終える
- 寝る1時間前はスマホを見ない
- 寝室は暗く、静かに保つ
- 7-8時間の睡眠を確保
ストレス管理
慢性的なストレスは、腸粘膜を傷つける大きな要因です。
おすすめのストレス解消法
| 腹式呼吸 | 1日3回、各5分間 |
| ヨガやストレッチ | 副交感神経を優位に |
| 自然に触れる | 公園での散歩 |
| 趣味の時間を持つ | 好きなことに没頭する時間 |
適度な運動
| ウォーキング | 1日20-30分 |
| ストレッチ | 腸を刺激する動き(腰をひねる、前屈など) |
| ヨガ | 「ガス抜きのポーズ」など腸に良いポーズ |

当院では、小腸の健康をサポートする施術を提供しています。
1.内臓調整
小腸を含む内臓の位置や動きを整える施術です。
🔸期待できる効果
・腸の蠕動運動の促進
・血流の改善
・自律神経のバランス調整
・腸の位置の正常化
2.自律神経調整とストレスを消す
腸は「第二の脳」と呼ばれ、自律神経と密接に関係しています。
・脳内セロトニンを増やす整体
セロトニンが自律神経を制御
セロトニンのストレスを打ち消す作用
・頭蓋骨調整で副交感神経を優位に
・背骨の調整で神経の流れを改善
3.姿勢改善
姿勢の歪みは、内臓の位置や働きに影響します。
・骨盤の歪みを整える
・猫背を改善し、内臓の圧迫を解消
・正しい姿勢の指導(運動指導も含む)
4.栄養・生活習慣のアドバイス
・食事指導
・サプリメントの選び方
・自宅でできるセルフケア方法
関連記事:DAO酵素で抗ヒスタミン薬に頼らない|体質改善の方法
リーキーガット症候群の改善には、一定の期間が必要です。
🔸段階別の改善プロセス
| 期間 | 状態 | 主な変化 |
|---|---|---|
| 1-2週間 | 初期変化 | 消化の改善、膨満感の軽減 |
| 1-2ヶ月 | 修復期 | エネルギーレベルの向上、肌の改善 |
| 3-6ヶ月 | 安定期 | アレルギー症状の軽減、DAO酵素の増加 |
| 6ヶ月以上 | 定着期 | 体質改善、症状の大幅な改善 |
🔸個人差について
改善のスピードは、以下の要因で大きく変わります。
・現在の小腸の状態
・原因となる生活習慣の改善度
・年齢や体質
・ストレスレベル
・継続できているか
重要なのは、焦らず継続することです。小腸粘膜の完全な入れ替わりには約5日かかりますが、完全な修復には数ヶ月を要します。

リーキーガット症候群は、DAO酵素の産生を低下させ、ヒスタミン不耐症の大きな原因となります。
🔸この記事のポイント
- 小腸はDAO酵素の約80%を産生する重要な器官
- リーキーガット症候群は腸粘膜の透過性が高まった状態
- 食生活、ストレス、薬の使用などが原因
- L-グルタミン、亜鉛、発酵食品で修復を促進
- 生活習慣の改善が不可欠
- 改善には3-6ヶ月の継続が必要
🔸今日から始められること
- 夕食時間を早める(20時までに)
- 朝の白湯習慣(コップ1杯)
- 深呼吸を1日3回(各5分)
小腸の健康は、全身の健康の土台です。
特に、原因不明の慢性症状に悩んでいる方は、小腸からのアプローチを試してみてください。
当院では、内臓調整や自律神経調整、栄養・生活習慣のアドバイスを通じて、小腸の健康をサポートしています。
「病院では原因がわからない」「薬に頼りたくない」という方は、ぜひ一度ご相談ください。
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