知ってました?姿勢は○○に左右される事を
姿勢と柔軟性の関係
柔軟性は姿勢に大きく関わっています。 良い姿勢の人は健康的に見えますし、 綺麗に見えます。
私たちの体は、骨でささえているように思われがちですが、骨だけで直立することはできず、骨を筋肉が支えているのです。
グラグラだった赤ちゃんの頭が、筋肉がしっかりしてきて「首が据わる」ように、筋肉がついてくることで、 私たちの体は安定しています。
日常生活での体の使い方によって、体の前後左右の筋肉の柔軟性がアンバランスになり、硬い筋肉のほうに体が引っ張られ傾いて歪んでしまいます。
例えば猫背
パソコンやスマホ、ゲームなどの操作の時間が長くなり、背中の丸まった姿勢では、お腹の筋肉や 胸にある筋肉など縮んだ状態が続くことになり、これを長期間続けると、その結果、どんどんこれらの筋肉の 柔軟性が失われてきます。
そして、背筋を真っすぐに伸ばしているつもりでも、短いロープのように硬くなったお腹の筋肉や、胸にある筋肉が背骨を前方に傾けてしまい、 自ずと猫背になってしまうのです。
「姿勢」は技術の一種
野球のピッチング、サッカーのキックでも、正しい動きを何百回、何十日も反復することによって習得されます。
姿勢の習得、定着も全く同じメカニズムです。
間違った姿勢を毎日繰り返せば間違った姿勢が定着し、正しい姿勢を繰り返せば正しい姿勢が定着することになります。
正しい動きも正しい姿勢もベースとなるのは、筋力や柔軟性などの体力です。
例えば野球のピッチャー
正しいピッチングを覚えようとしても、肩の柔軟性が低ければ、腕の動きは小さくなります。
そのような状態で無理やり理想のフォームを強いることで、肩や肘のケガにつながるから、少年野球や高校野球で問題になるのです。
技術練習の反復と同時に、ストレッチによって肩の柔軟性を高める事が大切です。
これらの事は、野球以外のスポーツでも言えることで、そのスポーツの特性にあった柔軟性がケガを防ぎパフォーマンスを向上してくれるのです。
姿勢は日常生活の結果
姿勢を修正するには日常の中で、意識的に正しい姿勢を保つ時間を長くすることが大切です。
しかし、そうしようと思ってもお腹や胸、腰周りの筋力や筋肉の柔軟性が低いと、徐々にそちら側に傾いてしまいます。
そのため、まず硬くなってしまった筋肉の柔軟性を高める必要があります。
例えば、猫背を改善するには、意識的に背すじを伸ばした良い姿勢をつくるとともに、お腹や胸の筋肉の柔軟性をストレッチによって高めてあげなければなりません。
取り返しがつかなくなる前に!
意識すれば改善する不良姿勢は「機能的不良姿勢」といって、正しい姿勢(筋力)とストレッチにより修正が可能です。
しかし、この機能的不良姿勢が何十年と続いてしまうと、「構造的不良姿勢」というやっかいな状態になります。
それは、骨自体が変形したり、関節の構造変化が起き、意識やストレッチでは修正不可能な状態になります。
それでも修正したい場合は、外科手術で骨を切ったり削ったりといった骨の形を元に戻さない限り治りません。
取り返しがつかなくなる前に修正のきく段階で、しっかり意識とストレッチによって機能的不良姿勢の段階で、改善しておきましょう。
ストレッチでなかなか結果が出ない時は、当院のからだの歪みを整える整体をどうぞ。
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