免疫力と自律神経とセロトニンの関係とは?

感染症対策

ストレス社会で乱れる体の防御機能、その原因と対策とは?

「最近風邪をひきやすい」「アレルギーがひどくなった」——それ、自律神経の乱れが原因かもしれません。

現代人の多くが抱える「免疫力の低下」。実はその背景には自律神経の乱れが深く関わっています。

本記事では、自律神経と免疫系の関係、そしてそのカギを握るセロトニンについて、わかりやすく解説します。

目 次

自律神経とは?

自律神経の支配図自律神経は、交感神経と副交感神経の2つから構成され、体のあらゆる臓器や血管・リンパにネットワークのように張り巡らされています。

交感神経活動・緊張・ストレス時に優位
副交感神経休息・回復・リラックス時に優位

つまり、自律神経は「24時間体制」で体のバランスを保っている司令塔のような存在です。

自律神経と免疫系の深い関係

自律神経と免疫細胞の関係自律神経のバランスは、免疫細胞の働きにも影響を与えます。

自律神経主な分泌物質活性化する免疫細胞対応する抗原
交感神経アドレナリン顆粒球細菌・花粉など大きな異物
副交感神経アセチルコリンリンパ球ウイルス・がん細胞など微細な異物

このように、自律神経の働きによって、どの免疫細胞が活性化するかが決まってくるのです。

ストレス社会は交感神経が優位に

そうなると、交感神経の働きが多くなりアドレナリン分泌が増えます。

アドレナリンに顆粒球が反応し増える事で、アレルギー反応(症状)がでやすくなります。

反対に、副交感神経の働きが少なくなりアセチルコリンの分泌が減少します。

アセチルコリンの分泌が減るとリンパ球の反応が下がり減少するので、がんやウイルスを駆除する事が減ってしまい、がんが成長したりウイルスに感染しやすくなります。

ストレス社会は、アレルギー症状が出やすくなり、ウイルス感染やガンになりやすくなるということです。

自律神経を整える=免疫力UPの鍵

セロトニン神経の投射免疫力を上げるためには、自律神経のバランスを整えることが必須です。

そのカギを握るのが、「セロトニン」という神経伝達物質。

セロトニンの役割

  1. 自律神経を整える作用がある
  2. ストレスを和らげる「幸せホルモン」とも呼ばれる
  3. 延髄(自律神経中枢)に働きかけ、交感・副交感の切り替えを助ける

 

免疫力低下の原因はセロトニン不足?

セロトニンが不足すると…

  1. 自律神経が乱れる
  2. 免疫系のバランスが崩れる
  3. 感染症やがんのリスクが上がる

つまり、セロトニン不足=免疫力低下の原因になります。

セロトニン不足の原因とは?

  • 睡眠不足
  • 運動不足
  • 過剰なストレス
  • 長時間のスマホ・PC使用
  • 加齢によるセロトニン神経の疲弊

一度セロトニン分泌が低下すると、自然に回復するのが難しくなるため、早めの対策が重要です。

まとめ

免疫力を高めるためにできること

まとめセロトニンをしっかり出すことが、自律神経と免疫力を整える第一歩。

当院では「脳活セロトニン調律整体」で、セロトニン神経の再教育をサポートしています。

免疫力を自然に高め、アレルギーやウイルス感染から身を守る身体づくりをお手伝いします。

👉 脳活セロトニン調律整体について詳しくはこちら
👉 免疫力を高める栄養素はこちらの記事で解説中

大阪市西成区で自律神経を整えたい方へ

当院では、自律神経を整えるセロトニンに特化した脳活セロトニン調律整体と栄養指導も行っております。
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